ほとんどの生徒が

一度はその活動に参加するであろう、

部活動。

 

多分、

中高生時代には

部活動に明け暮れた、

という方も多いのでは

ないかと思います。

 

実際、

部活のために学校に来ている!

という生徒も少なくありません。

 

学校によっては

部活動を前面に打ち出し、

その華々しい結果を

PRしていることもあります。

 

そんな誰もが知っている

部活動。

 

今日は学校側から見た

部活動の現実について

ご紹介します。

 

 

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1.顧問は選べるのか?

 

教員を目指す人にとって

非常に気になる部分かと思います。

 

部活の顧問は選べるのか?

 

これはタイミング次第

としか言いようがありません。

 

自分が赴任した学校に

すでに複数名の顧問がついていた場合、

空いている部活の顧問に回されます。

 

どんな仕事でもかんばる!!

という意欲的な人ならば、

生徒と一緒に練習し

共に技術を磨き信頼関係を築くことも可能です。

 

しかし、

残念ながらそういう人ばかりでは無いので、

先生も生徒も共に不幸になるケースも

少なくありません。

 

技術指導してほしい生徒と、

違う部活の顧問をやりたい先生。

 

これはとても悲しいケースですね。

 

 

しかしこればかりは

部活動というシステム上、

絶対に起こりうる事例です。

 

もしも自分が望まない部活の顧問になったとしても、

やる気のない顧問の背中というのは

生徒に見せるべきではないので、

大変でも出来るだけ他校の顧問との交流をとり

少しでも生徒のために動くように

してもらえたらな、と思います。

 

 

ちなみに私は初任者当時から

卓球部の顧問になることを希望していましたが

ずっと希望は叶わず、

10年経ってやっと念願の

卓球部を持たせてもらうことができました。

 

それまではバドミントン部やバスケ部に

配属されましたが、

当時は私も若かったので

生徒に負けないように一緒に練習し、

それぞれ地区大会で優勝することができました。

 

ただこれを他の若い先生にも強要するのは

正しくはないと思うし、

これは部活動の制度が抱える大きな問題であり、

変えていかなくてはならないことだと思います。

 

 

2.給料について

 

これも教員を目指す人には

非常に気になるところだと思いますが、

教員は残業代というものが

そもそも存在しないため、

平日何時まで部活をやろうが

給料には全く反映されません

 

では土日についてですが、

私が教員なりたての頃は

4時間以上指導に当たると

1200円の手当がつきました。

 

転職したての時だったので

この手当には本当に驚きました^^;

 

常識的には

残業分は割増賃金のはずですから、

まさか教員の部活指導が

その辺の高校生アルバイトの

半分にも満たないとは思いませんでした。

 

あれから10余年、

少しずつ手当は改善されてきて、

今は4時間以上の指導で

3600円ほどもらっています。

 

これは地域によって

格差は大きいと思います。

 

ただ一つ言えることは

部活動指導による収入は

多くない。

 

むしろ生徒に差し入れしたり、

部活動のための用具を揃えたり、

交通費などを考えると、

割りにあった収入は

間違いなく見込めません。

 

部活はお金のためではなく、

生徒たちのためにやりましょう。

 

 

3.休みについて

 

部活の顧問をしていると休みは無い

は本当か?

 

これはもう

環境による

としか言えません。

 

例えば部活動に意欲的な学校だと、

保護者や同窓会、

部活OBやOGなどが絡んできて

顧問の意見だけで

簡単に休むことはできません。

 

プロスポーツや全国大会等のスタッフまで

ボランティアでやらされることがあります。

 

ただ、

最近では運動部の顧問は

複数人で見ることが標準のため、

ペアの先生が柔軟な人だった場合は

お互い交代で部活の指導を行ったり、

多少は休みに融通が効きます。

 

しかし、

ペアになった人が

柔軟性がなかった場合、

部活動に対して非常に意欲的な

ベテラン先生の場合もあります。

 

こういう先生と一緒に

部活動を持ったりすると

とても苦労します。

 

ベテランの部活依存教員は、

自分のやり方を若手にも

押し付ける傾向があるため、

他に仕事があろうと

土日だろうと

部活動に参加することを強要します。

 

これはパワハラ以外の何者でも無いのですが、

だから若くてやる気のある教員は

ベテラン教員に従い、

疲弊し潰れていくケースもあるのです。

 

とりあえず教員になったら、

運が悪ければ休みが無い!

と覚悟しておいた方が良いのです。

 

 

4.部活による負担はどんなものか

 

①生徒の負担

高校生は電車で通学するのが

一般的です。

 

部活が遅くまで活動していると

家に帰るのが21:00を過ぎるということも

決して珍しいことではありません。

 

さらに土日も部活をやっていると

部活以外での活動や人間関係の形成が

非常に困難になります。

 

文武両道の学校になると、

365日24H

休まず学校に登校する、

というような

まるでコンビニのフランチャイズオーナーのような

ケースもあります。

 

だから自分の時間、

学校外での活動をしたい場合や

何かに挑戦してみたい場合、

極めて高いタイムマネジメント力が

必要になってきます。

 

さらに部活動によっては

遠征も多く、

金銭的な負担も増えてきます。

 

 

②教員の負担

時間的負担は極めて大きいです。

 

特に担任などをしていると、

クラスの生徒に割くべき時間を

部活に奪われてしまうことも多いので、

この辺のやりくりは

休み時間や昼休みをうまく使って

日頃からマルチに動く必要があります。

 

さらに、

部活による負担は

対外的なものも多く、

特に高校の公式戦は

各学校の部活動の顧問が中心となって

計画・実施するため、

その準備に奔走することにもなります。

 

部活未亡人」とはよく言ったもので、

所帯持ちの先生は家庭崩壊リスクが上がり、

未婚の先生は出会いの機会がありません。

(だから先生は職場内結婚が多いです)

 

③保護者の負担

強豪校になると、

大体の場合「保護者会」なるものが

登場します。

 

保護者会では

当番で遠征の準備を手伝ったり、

選手の飲食の用意をしたり、

合宿の炊事をしたり、

送迎をしたり、

定期的にミーティングを行ったりと、

結構保護者負担が大きいです。

 

そういう学校でなくても、

大会や練習試合で

選手の送迎を保護者に

お願いすることはあるので、

部活動を円滑に進めるためには

保護者の協力は不可欠と言えます。

 

 

 

 

さて、

ここまでなるべく言葉を選びながら、

かなり部活に対して

肯定的に書いてきたつもりですが、

率直に言って僕は

部活動は廃止すべきだと思っています。

 

理由は生徒の負担、

先生の負担、

保護者の負担、

と色々とありますが、

一番の理由は

はっきり言って

子供達の成長の妨げになっている

感じているからです。

 

もちろん全ての子供がそうではありません。

 

「学校の部活動で野球と出会い、

そこでかけがえのない仲間たちと

色々な経験を得ることができた!」

そんな人ももちろんいるかと思います。

 

間違いなく人生にプラスに働いた人が

いるのは事実です。

 

ですが、

そう言った美談は部活以外でも

経験することができるし、

それ以上に部活動による

大きなデメリットは

私の目から見て眼に余るものなのです。

 

間違いなく

部活動によってチャレンジ精神を奪われたり、

やりたかった活動ができなかったり、

無気力にされてしまう子供も多数いるのです。 

 

さらに、

そこには日本の闇の構造を作る

カニズムが隠されています。

 

この話は長くなるので

また後日お話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

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