教員はブラック!

 

教員は激務!

 

などと言われることが多くなりましたが、

あまりこういったことを報道すると

教員になりたいという若い人が少なくなりそうで、

僕としては少し心配しています。

 

ダイレクトに人間を相手にする仕事なので、

確かに大変なことも多いですが、

その分面白いことだってたくさんある仕事だと思います。

 

だからマイナス面ばかり報道するのではなく、

教員になるとこんなに楽しいよ!

みたいな記事もあっていいのではないかと思うのです。

 

ということで、

今日は僕が教員になって良かったと

思うこと(思うとき)をお話してみたいと思います。

 

 

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その1 クラスが一つにまとまったとき

 

僕たち教員がもっとも充実感を感じ、

やりがいを感じる瞬間が

自分のクラスが1つになったときです。

 

例えば運動会やクラスマッチ、

文化祭の出し物など、

教員の手を離れて生徒達が一丸となる瞬間は

言葉では言い表せないくらい感動します。

 

僕はこの感動を少しでも多く味わいたいし、

また学校行事や学級活動は

通常の授業に勝るとも劣らないくらい

大切なものだと思います。

 

だから僕はよくグループワークや

生徒同士が教え合えるような授業を作るように

努力しています。

 

生徒同士が教え合い、

成長し合えるような瞬間に立ち会えたら、

本当に嬉しく感じます。

 

 

その2 子供たちと一緒に成長できること 

 

学校の先生は結局のところ忙しいです。

 

企業や保護者とのやり取りを密にしながら、

資格試験実施の準備や課外を行ったり、

部活の指導や大会の段取りをしながらも、

課題や宿題、レポートのチェックもしなくてはいけません。

 

もちろん授業の準備は欠かせませんし、

クラスで何か問題が起きたら、

お昼ご飯を抜いたりトイレに行くことさえ

難しいこともあります。

 

しかもどう言うわけか、

どんなに忙しくても

定期的に研修を受けにいかなくてはいけない

義務もあったりします。

 

 

しかしそれでも

生徒の成長を身近で感じられる特権は

他の仕事では得られませんし、

そして仕事をこなしながら自分の成長も

実感することができます。

 

例えば初任の頃は何をするにも初めてで、

授業を一つこなすにもドキドキしたものですが、

経験を積むにつれ、

授業の手法も変化していき、

仕事もスムーズにこなせるようになっていきます。

 

生徒も1年生の頃と比べ

卒業時には立派に成長しています。

(もちろん生徒によって成長幅は違いますが・・・^^;)

 

とにかくこの「成長」を感じるといことは

何かこうアドレナリンがドバドバ分泌されているような、

あの問題行動の多かった生徒がちょっと大人になったぞー!

とか、

不登校気味だった生徒が学校に来れたぞー!

とかあると、

脳内麻薬が過剰に発生しているような、

とても強いやりがいを感じるものなのです。

 

 

その3 専門外の勉強ができること

 

これは工業高校ならではの良さかも知れません。

 

僕は専門は土木で、

教員になる前は橋を作ったり、

トンネルを掘ったりしていました。

 

しかし高校の教員になってから

得意とする土木を教えたことはありません。

 

そのかわり、

全く経験のない機械設計や原動機、

電気工事や情報技術など、

専門外のことは何度も教えてきました。

 

やったことのないことを教えるので

人一倍勉強しました。

教員になってからの方が、

学生時代よりはるかに勉強していると思います。

 

でもその分知識の幅が増えるし、

アドリブも効くようになってきました。

 

(工業の縦の知識に強い人は結構いますが、

横に知識が繋がっている人は少ないですね。

僕は逆にあまり深い知識はありませんが、

横には比較的広く知識があると思います。)

 

だから、どんな科目でも授業できる自信が今はあります。

 

慣れるまでは大変だったけど、

おかげで今では勉強が楽しいし、

例えばある日突然、

「明日から電子機器組立技能士の課外やって」

と言われても

「わかりました!(やったことないけど!^^)」

と自信をもって了承できますね。

 

と言うか、

やったことない分野の授業ばかり

やらせて欲しいくらいです。

先にも書きました通り、

成長を実感する瞬間はアドレナリンがドバドバですので。

 

逆に言うと工業の教員は好奇心や柔軟性がないと

キツいと思います。

 

今は生徒と一緒にVRについて勉強中です!

 

 

 

その4 部活の顧問

 

これまでバドミントン、バスケットボール、JRC

そして卓球と様々な部活の顧問を経験してきました。

 

僕は学生時代は卓球部なので

卓球部の顧問ができている今は

本当に幸せです。

 

まさか仕事で自分の好きな卓球に携われるとは

夢にも思わなかったことなので、

顧問を任じられた時は凄く嬉しかったです。

 

顧問らしくないかも知れませんが、

生徒と卓球ができるのはすごく楽しいです。

(ちなみに生徒とバドミントンやバスケをやるのも

楽しかったです。今はどの種目も大好きです。)

 

※補足

ただし自分の希望の部活の顧問になれるとは限りません。

僕は卓球部の顧問になるまで10年かかりました。

そして土日や休日が潰れ、

生徒に365日、24時間家庭と学校だけを

居場所にさせるような今の部活動のシステムは

決して良いものだとは思いません。

今の部活のシステムがブラック企業

世の中にはびこらせる原因の一つだとも思っています。

これは早急に変えていかねばならない、

日本教育の大きな課題だと思います。

その点は補足しておきます。

 

 

その5 卒業生から連絡をもらうとき 

 

10年以上教員をしていて、

最も嬉しい瞬間。

それは卒業した教え子から連絡を貰ったときです。

 

どう言うわけか、

問題行動で迷惑を掛けられた生徒に限って

卒業後も連絡をくれます。

 

自分で言うのもおこがましいですが、

彼らの中ではずっと

恩師として私が生きているのだと思うと

やっぱりこの仕事をやっててよかった、と

実感することができます。

 

ちなみに一度だけ教え子の結婚式で

スピーチを頼まれたことがあります。

彼は在学中、

万引きで指導したことのある生徒だったので、

「高校時代書いた反省文読み上げてやろうか?」

と言ったら

「それだけは勘弁してください^^;」

と言われました。

 

あんなやんちゃだった生徒達が

社会で立派に活躍していると知ることができて、

本当に嬉しくなります。

 

卒業後も慕ってくれたり頼ってくれたりする教え子がいる、

これほど教員冥利に尽きることはありません。

 

 

6.その他

 

あとはやはり公務員という肩書きは大きく、

社会的な信用は最強の部類と言えると思います。

(クレジットカードやローンの審査が通りやすいなど)

 

 

会社の事情や人事の人と仲良くできる

 

これは地域の特性や実業高校ならではなのかも知れませんが、

僕たちは頻繁に企業訪問をしたり、

また企業の方が学校訪問したりします。

他にも就職した卒業生からも話を聞くこともあるので、

近隣の企業の事情には詳しくなります。

聞いてもいないのに、

社内の不倫事情まで教えてもらったことがあります。 

 

ところで、

僕は工業専門の教員ですが、

工業専門の教員の半数は転職組です。

中には教員以上にブラックな労働環境だった人もいます。

他にも私の周りには

某世界トップの自動車会社だった人や

某大手家電メーカーだった人、

スーパーゼネコンに務めていた、

など様々な職歴を持った教員がいます。

 

なぜ彼らは世間的に評価の高い会社、高い給料を捨ててまで

教員という選択をしたのでしょうか。

前の仕事がきつかった、というのももちろんあるでしょう。

 

しかし、

私はまた違う考えもあると思っていて、

それは「人と繋がり、人の成長に関わることができる」

という教員の仕事に大きな魅力を感じたのだと思います。

 

人それぞれ

教員のやりがいは違うとは思いますが、

私が教員になって良かったと思うことは

主にこのような感じです。

 

 

 

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